雅紀の秘宝伝

相葉雅紀さんの私物また作成した未発売の歌と貴方の知らない著名人の話--高級マンションの人間模様

1年で夜逃げする、高級マンションの人間の末路――あいつは首になつたーー共通にみられるくず性格

白金台サンクは分譲マンションであるが、なかには台湾人が投資目的で買い、賃貸物件にしてたものもあつた。
その部屋に入居したのが、BNPバリバ証券に勤めていた、30歳前後の独身男性。
他の所帯用に比べれば狭い独身用の部屋であつたが、それでも家賃は30数万円はくだらない部屋。
会社から家賃補助があつたとしても、サラリーマンには似合わない部屋である。
9~10年前の話だが、入居生活が始まると毎晩、ぐでんぐでんに酒に酔い、友人、女を伴い深夜のご帰宅である。
それは構わないのだが、部屋でまた酒を飲んでは大騒ぎ。隣室は60代1人暮らしの婦人だが、その騒音にたまりかねて、幾度となく管理室に苦情が寄せられた。
その都度、注意するが聞く耳を持たなかつた。


ある夜余りにも男の部屋で音楽がうるさいので、自分の部屋で確認して!と隣室の婦人から、たまりかねた様子で連絡があつた。
彼女の部屋に行くと、ベツドは隣室との壁に隣り合わせで、壁に耳を当てて音楽を聴くと本当に耐えがたいほど、うるさい。とてもじゃないけど寝るどころではない。


そこですかさず、男の部屋に行き隣室から苦情があつたとは言わずに、近所から騒音で警察に電話すると苦情がきている云々、なんとか静かにしてもらつた。


ある時には、なぜか足を大けがして深夜帰宅して、大理石の床やペルシャ絨毯を血だらけにしたこともあつた。高級な絨毯に血が固まると清掃が大変なので、深夜に大掃除である。とにかく人の迷惑顧みずの典型的な男だつた。


当時はアメリカでの、リーマンショツク株暴落の直前で、外資系証券会社はプチバブルで好景気だつたが、その申し子というか、あだ花みたいな男であつた。


リーマンショツク後、半年もたたないうちに、マンションを出ていつたが、管理員がBNPバリバ証券の知人を介して、その後の様子を聞いたところ、「あいつは首になつたよ。」とただ一言苦々しく吐き捨てたそうだ。